団子都市形成論

6月、7月と義母の介護のため、故郷の勝浦町から車で25分ほど勝浦川を下った小松島市に住んでみた。義理の兄弟が近くにいること、父親の病院にも近いからである。
その期間に考えたのがこの団子都市形成論である。
・小松島市は人口約35,000人と小さいがスーパーとか日赤病院なども整い、住みやすい都市である。かつては南海汽船の帰港地でもあったが、それは廃止になった。一時は寂れるかと心配したが、魚も野菜も美味しい住みやすい町として維持されている。(JAの市場などもある)
・徳島県内の海沿いの4つの都市(鳴門市、徳島市、小松島市、阿南市)は主要な河川沿いに発展した都市である。人口規模は鳴門市(約50,000人)、徳島市(約250,000人)、小松島市(約35,000人)、阿南市(約70,000人)、合わせると40万人を超える。これは徳島県の人口約680,000人の60パーセントを占める。そしてこれらの都市にはそれぞれ郊外の更に小さな町や農山村地帯が河川沿いに立地している。
・地方都市においては、人口10万人を切る都市は人口減少が進み、30万人を超える都市の人口減少は少ないとされている。
・徳島県の4つの都市の特徴は人口は5万人から25万人くらいであるが、これらがつながっており、しかも国道55号バイパス等がこれらの都市を貫いて結んでいることである。将来的には、完成はだいぶ先であるが高速道路網も計画されている。
・僕も田舎に帰ると、車で国道55号バイパスを良く使うが、阿南市に日亜化学工業ができてから通勤時の交通量が増えている。実際に製造品出荷額(公益財団法人徳島経済研究所)によると、徳島市、阿南市などの出荷額が大きな割合を占めている。(なお、阿南市の統計には日亜化学工業の出荷額は含まれていない)
・都市の立地条件にもよるが、5万人から10万人の都市が個別に地域開発を進めるだけでなく、これらを団子状に繋いで30万人から40万人の都市経済圏を形成することを目指したら良いのではないだろうか。
・そのことにより個別の都市の後背地に立地する農業地帯の衰退にも歯止めがかかるのではないだろうか?これをとりあえず団子都市形成論と名付けてみた。

小松島市マップ

小松島市全景

徳島県の市町

徳島県の主な河川

徳島市・小松島市・阿南市を結ぶ国道55号バイパス

徳島県内都市の製造品出荷額((公財)徳島経済研究所)

団子都市形成論のイメージ図